ISHII SATOSHI -Kawa no Maker- >> Living >> column:ロクでもない世の中
世の中に不満があるし、自分の現状に不満があるから鬱にもなる。
人によっては酒に行くだろうし、タバコやギャンブルをするかもしれない。でも、それって先が見えてない?酒で済む?タバコでいいの?ギャンブルでいいの?将来の心配は?それでいいっていう人に対し、口出しするのは良くないと思うので、ここに書くだけにする。個人に積極的に言いはしない。嗜んでる程度ならそもそも何とも思わないけど、人生を台無しにするような人を見ると思う。
「飲む、打つ、買う」、そういうので俺は到底満足できない。世の中に、自分を飼わせるようだ。
不満は溜め込んでやる。そして、創作する。
創作というのはいろいろあって、魚釣りも含む。夢中になれること。鬱から躁になる。ドーパミンは自分で作る。うまく出来た場合にだけどね。管理されたギャンブルよりもスリリング。うまくいかなきゃ深く沈む。悩むほど、わずかな光でも求める。不安に苛まれながら、厳しく判断する。
不満は胸の内にとことん溜める。自殺しなかったからこんなこと書いてるけど、過去からよく生きてきたなと思う。今は鬱になれることは利点だと確信してる。じゃなきゃ、鬱になる遺伝子や性格はもっと淘汰されてるよね?進化論、生物学的にもどうだろう?不満や鬱を何かで紛らわして減らしたり忘れようとするのはもったいない、近ごろそう思う。強烈に溜めると、その分跳ねるから。
溜まる不満をどうするか。そうやって私は生きてきた。
大人になる前のころ、不満を世の中のせいにして不良行為をする人もいる。ロクでもない世の中で、自分もロクでもない行為をして同じになるのか。
おとなしい人だと私はよく見られる。感じることをいつも表に出してたら面倒になり、人からどう見られるかも怖いから。頭の中では、ものごとの善悪や道理はどうなってる?と批評してる。
私は人に対して道理に適う対応をしたい。人に優しい対応をしましょう、とは違う。おかしいだろうと感じた場合に、普段のおとなしさを一転させて相手を責めることもある。感情と理論で。
マスコミは世の中のいろいろを届けてくれるけど、ゴシップ、スキャンダル、事件の類には人々はよく関心を持つ。大衆に受けるネタでもあるし、視聴者と共に叩くことがセットになっている。これもロクでもない世の中の一場面で、自分たちも含まれている。私も。マスコミは代表例として挙げただけで、ロクでもなさは世の中、人々の中にはたくさんある。自分の都合優先で生活するといった行為がある限り、歪みはどこかに生じ、不満は誰でも感じている。世の中、社会は歪みと不満を備えて成り立っている。
でも、そんなもんの中、善くあろうとする人や、責任感のある人、不満を抱えて亡くなる人、何かしらの行為に及ぶ人がいる。根底には不満や葛藤を抱えている。世の中のロクでもなさを感じながら、自分もロクでもなくいるのか、バネにして創作するのか。
これを読んだ人はどう思う?どんなふうに生きてるんだろう。機会があったら聞いてみたい。不意に言われても対応できなそうだけど、お互いのペースを尊重した上でなら。創作というのにはいろいろあって、生きる上で価値のある行為で、普通に1日を過ごすのだってありだし、でも真似事でなく、その人の想いがある行為。
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