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Water-R Leatherは、条件によってロウが抜けて白くなることがあります。WAXOILを使い、ロウを補う必要があります。
 主にフロントポケットがロウ抜け。ショルダーベルトはロウ抜けしていません。フロントポケットのカブセもロウ抜けしていましたが、WAXOILで補修済みです。
主にフロントポケットがロウ抜け。ショルダーベルトはロウ抜けしていません。フロントポケットのカブセもロウ抜けしていましたが、WAXOILで補修済みです。
ロウ抜けの原因は、夏の西日の直射日光を数週間浴び続けていたためです。革表面のロウは内部に染み込んでしまいました。ポケットのカブセは補修されてあり、直射日光を浴びていなかったショルダーベルトと同じ色に回復しています。
ロウ抜けの原因は、親油性であるシュリンクレザーに数か月間接していたためです。Water-R Leatherに含まれるオイルがシュリンクレザーに移行するのと同時に、ロウも移行しました。
このように、ロウが溶けるような高温のままにしていたり、親油性のもの(革やゴム等)と接したままにしていたりすると、ロウ抜けすることがあります。接しているシュリンクレザーの油分が枯渇気味ですと、接するWater-R Leatherの油分やロウがシュリンクレザーの方へ移行してしまいやすいです。
 WAXOILを塗り広げてロウを補います。ワックスオイルは常温で固めです。手の平や指の腹でこすりつけるように使います。
WAXOILを塗り広げてロウを補います。ワックスオイルは常温で固めです。手の平や指の腹でこすりつけるように使います。
 炎天下の車内に放置していました。左側8割は日が当たっていたので、ロウが革内部に染み込み、色が淡くなっています。右側は日が当たっていなかったので、ロウ抜けはしていません。
炎天下の車内に放置していました。左側8割は日が当たっていたので、ロウが革内部に染み込み、色が淡くなっています。右側は日が当たっていなかったので、ロウ抜けはしていません。
 WAXOILを左側をメインに擦り込みます。
WAXOILを左側をメインに擦り込みます。
 WAXOILは常温で固めです。指の腹でこすりつけるように広げていきます。
WAXOILは常温で固めです。指の腹でこすりつけるように広げていきます。
 固くて染み込みにくい場合は、Natural OILを追加しながら擦り込むと上手くいきます。
固くて染み込みにくい場合は、Natural OILを追加しながら擦り込むと上手くいきます。
 補修が完了し、色合いが戻りました。革表面にロウが含まれたことにより、防水性と防汚性もよくなっています。
補修が完了し、色合いが戻りました。革表面にロウが含まれたことにより、防水性と防汚性もよくなっています。
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